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左源太大師匠、笛若師匠にお目にかかる機会に恵まれました

23年7月26日、あるイベントで上京された、八木節宗家一門会の五代目堀米左源太大師匠(みどり市在住)、及びその弟子である、睦会の若き笛師の笛若師匠、また関連の東京睦会の会長様、副会長様始め会員の皆様にお目かかる機会に恵まれました。当日は八木節は演奏されませんでしたが、いろいろ参考になるお話を沢山お聞きすることができ、誠に光栄でした。更には、足利のいとろ和楽器店の八木節節教則本までお譲りいただきました。

これを機会に老生ながら教則本の笛に挑戦してみたいと思っています。

大師匠は、さすがの貫禄、また笛若師匠は私の目からは、爽やかな若い衆(わけえし)でした。また教則本著者であり、元いとろ和楽器店主の江田さんは、第師匠の友人とのこと。おしい人を亡くされた、とおっしゃってました。

師匠方、東京睦会の皆様に厚く御礼を申し上げます。(23・7・27)

蛭沼 与志一さんの八木節を国技館で拝聴して来ました

 平成24年10月20日午後、大間々の蛭沼さんが、日本民謡協会主催の「民謡民舞全国大会」に出場されるとのお知らせをいただきましたので、故郷を離れて八木節を聞く絶好の機会だと思って国技館まででかけて拝聴、ついでに蛭沼さんにお目にかかって参りました。大変感激いたしました。ただ残念なことに、時間が制限されており、五郎正宗の2番までしか伺えませんでした。

 八木節さえ聴くことができれば、他はどうでもいいと思って行ったのですが、すべて驚きの連続でした。

 実は、この全国大会は18日から21日まで行なっているのですが、私は、20日の昼頃入場しました。丁度式典が始まる時でした。壇上には有名人がずらりでした。まず、来賓の国会議員の先生が大物。亀井静香氏、渡部喜美氏、この間まで大臣だった松原仁氏、もと文部大臣・農水大臣の島村宜伸氏、他にも大物議員がずらり。協会理事長が、かの有名な三浦紅門氏。審査員にその奥様の曽野綾子先生。他にも審査員でテレビでよく見る三隅治雄先生などなど。

 その後の名人位授与で、富山の竹氏さんという方の表彰後の模範演技で、越中小原節の唄と踊りにまず酔いました。名人位というのは、あの有名な早坂光枝さんでも2年だか、3年前に取ったというのですから、竹氏さんも踊りの方もみんなプロなんでしょうね。

 ゲスト出演でその早坂さんの後に斎藤京子さんが出演されましたが、歩く姿がすっかりお婆さんになったな、とこれも驚きでした。前回拝見した時は25年も前でしたから、仕方ないかも知れませんが、それでも、唄う姿も声も、勿論容姿も以前のままだったので、一安心でした。

 続く民枚紅旗戦で感激だったのは、津軽あいや節と貝殻節が際立ったおりましたね。これも感動しました。更にびっくりは、鑑賞連合会推薦各会代表の中の茨城の「喜幸会」という若手ばかり総勢80人にも及ぶ津軽三味線曲弾き合奏でした。フォルテからピアニッシモまで、一糸乱れぬ見事な合奏には度肝を抜かれました。やはり若い人にはかなわないなーと思いました。

 新作の民謡はあまり惹かれるところはありませんでしたが、いよいよ蛭沼さんも出演される「民謡成年部旗戦」という部に入ります。ここでは、多数の方が出場されるため、時間制限がありましたので、短時間で終わらなければならず、少々不満でしたが、皆さんの素晴らしい歌声にはこれもびっくり。全員がプロといっても過言ではありません。どんぐりの背比べという言葉がありますが、どんぐりではなく、東京スカイツリーの背比べというか、姿ではなく、声の素晴らしさが「いずれがあやめかきつばた」という感じで、私には甲乙は付けられませんでした。勿論昼沼さんもその中の一人です。

 蛭沼チームで感じたことは、移動を考えたら仕方がないかもしれませんが、囃子方がもっと賑やかだったら、大太鼓も欲しかったし、音頭の樽も4斗樽が2つあったらなあ、と思いました。それでも、生の八木節を、国技館のかぶりつきで拝見、拝聴でき、誠に嬉しい一日でした。

 蛭沼さんの賞状も拝ませていただきましたが、別途点数の発表があるとのことでした。私は蛭沼さんを拝聴すればもういいので、この旗戦が終了後帰宅いたしました。蛭沼さんの高得点を祈念しております。

 以上、八木節以外のことが盛り沢山になりましたが、ご報告といたします。

 

 

笛鷹師匠拝聴

 

25324日、日曜日午後、横浜、磯子区の久良岐能舞台というところで、笛鷹師匠(宮村奈々江さん)の更に師匠であるさる大先生の主催する、横笛会(「ようじょうかい」と読むそうです)の発表会が催され、近所の謡曲の先生を誘って拝聴して参りました。一言で言えば、すべてに感激、感動でした。

 まず、この久良岐能舞台ですが、三方を山で囲まれ、鎌倉の寺か神社を思わせる荘厳な場所、その中心に位置する、純和風の平屋の建物でまず驚かされます。その能舞台も本格的なものでした。金沢区の拙宅からこんな近くにこんな立派なものがあることを全く知りませんでした。

 発表会は午前から行われておりましたが、都合で午後だけ参加しました。大先生の弟子が入れ替わり立ち代りの演奏でしたが、古典あり、能管あり、創作(多分)あり、民謡あり、神楽囃子あり、祭り囃子あり、歌謡曲あり、と出演者は多士済々でした。どなたも、通常聞く民謡などとは全く雰囲気が違い、高尚、幽玄です。準備などのために舞台に上がるにしても、どんな服装であれ、白足袋を履かねばなりません。それほど神聖なところなのです。

 笛鷹師匠は民謡小諸馬子唄の独創でしたが、大先生の編曲になり、通常耳にするものとは、かなりかけ離れている感じで、誠に感動いたしました。さすがは師匠です。それだけではなく、すらりとした長身をシックな着物に包み、和風に結いあげた髪は、当日出演者中随一の佳人!師匠の演奏を携帯の動画で撮影したつもりだったのですが、誤操作のため、全く記録されていなかったのが、大変残念で仕方ありません。

 その他の人々もそれぞれ負けず劣らずの名人でしたが、特に印象に残っているのが、神楽囃子と、大トリの序の舞という能管です。両者とも正に名人。連れの謡曲の先生は、しきりに感動したと言っていましたが、翌日電話で、まだ感動が余韻が残っていると伝えてきました。

 更に感動敵だったのは、全プログラム終了後、大先生が笛を携えて、建物を囲む林の中に消え、しばらくしてから、遠くの笛の音がします。建物の右側からです。そうこうするうち、今度は建物の左側から笛の音が響きます。聴衆は、左を見たり右を見たり。大先生は建物の真後ろから、両方に音を響かせているのかと、一瞬思いました。

 連れが、これは二人の演奏だよ、というで納得できましたが、最後には左側からは、女性が現れました。思うにこれは、鹿の夫婦が呼び合うところを演じたのではないかと思っています。(尺八には、名曲「鹿の遠音」というのがあります)

 

 実は、笛鷹師匠とは初対面でした。仲を取り持ってくれたのが、このHPです。師匠がこのHPをご覧になって、メールを下さり、何度がメールを交換するうちに、今回の発表会の話がありました。師匠の演奏終了後、お話を承る機会もあり、誠に光栄でありました。それだけでなく、まだお若い師匠のお母さんにもお目にかかることができ、二重の光栄に浴することができました。ただ、お母上の演奏は午前の部だったので、拝聴できなかったことが残念でした。

 師匠には心から感謝申し上げる次第です。

What's New

*ホームページに友常先生の著書を紹介しました。 

*「八木節を聴いてみる」のページに二代目堀込源太の唄をアップロードしました。

*「八木節を聴いてみる」のページに桐生市ホームページの正調八木節、長講2番のリンクを追加しました。

 

*「八木節の発祥」のページに友常先生の新聞記事抜粋を掲載しました。(23.4.14)

 

*「八木節を聞いてみよう」のページに詩吟の漢詩、MIDI音、PDF楽譜を追加しました。(23.4.13)

 

 

*一言つぶやきました。(23.4.27)

 

*八木節を聞いてみようのページに3代目堀込源太の唄を追加しました。(23.5.4)

 

*堀米左源太大師匠にお目にかかりました。掲示板をご覧ください。(23・7・27)

 

*つぶやきのページに新潟市、下駄総踊りの記事を追加しました。(23・9・17)

 

*太田八木節保存会のページを新設(23・10・21)

 

*地域自治会や、区の老人クラブ連合会などを次々命ぜられ、このホームページを全く触る時間がありませんでした。やっといくらか時間がとれましたので、長年の懸案だった、太田八木節保存会新年会で、名人マッチャンの笛長講を五線譜化してみました。

笛のメロディーのページにアップロードしました。(H27・1・

21)


*木崎音頭のきれいな動画をみつけましたので、「八木節を聞いてみる」のページの木崎音頭を更新し、urlをアップロードしました。

また、大変珍しい「横樽音頭」もありましたので、同じページに乗せました。(H27・1・30)


*桐生市ホームページにリンクを張っていた3つの素晴らしい八木節は、桐生市により削除されてしまい、聴くことができません。そのためリンクを削除いたしました。

CDが出ているので買ってほしいとのことです。(H27/2/14)